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2011年07月21日更新
                

分解点検整備



■ 分解点検整備部分

逆止弁A・B ダイヤフラム、スピンドル、止水弁 吸管パッキン 真空ポンプストレーナー、Vベルト 
真空パイプ、ホース

逆止弁A・Bと止水弁

逆止弁A・B 非鉄金属、表面に若干酸化膜があるが磨くとなめらかで腐食なし、及び接するパッキンは弾力あり、劣化なし。
逆止弁A・B ゴムパッキン 磨いたところ
ダイヤフラム ゴム製、弾力あり。劣化、亀裂等なし。 
ダイヤフラム
スピンドル 止水弁は非鉄金属とゴム製、動きスムーズ、静止時止水弁は密着。
 吸管パッキン ゴム製、弾力あり。劣化、亀裂等なし。一時放水停止後、再送水までに落水なし。

真空ポンプストレーナー ガラス、ステンレス製 異物等詰まりなし。
パッキン ゴム製、弾力あり。劣化、亀裂等なし。

Vベルト ゴム製、弾力あり。劣化、亀裂等なし。

真空パイプ ホース 金属、ゴム製、弾力あり。劣化、亀裂等なし。

★点検理由
平成23年消防操法訓練中に真空を完了した後、予備送水をしようとした時に真空が落ちる症状が度々起こったので点検してみました。

☆結果下記が原因と思われる
真空操作時、排出口からの排水を視認したのみで給水完了とするのは不安。
水は空気に続きインデューサを通過し真空ポンプへ、(配管はインデューサの後ろ)排水が始まった後にインペラの回転による遠心力で外側に飛ばされる。軽い空気は中心部へ、ケーシング内に水が溜り始める。
この時にケーシング全体に水が充満したわけではない。
回転するインペラ部に空気が残っていると空転状態で圧力は作れない。
吸水しつつ真空ポンプが水とともに排気。
 満水状態でケーシング外側に圧力がかかり圧力メーターが反応。
 ※連成計メーター配管はインデューサ直近(ケーシング中心付近)
 ※圧力計はケーシング外周付近

◎真空操作は連成計、圧力計ともに指針が安定したことを確認しなければならない。